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賃貸契約に印鑑証明書が必要な理由

今回は賃貸契約に印鑑証明書が必要な理由について少しだけ書いてみようと思います。

印鑑証明書とはその名の通り、その印鑑が役所に登録してある印鑑である事を証明するための書類です。

不動産取引や公正証書作成時などに必要となります。

この印鑑証明書を賃貸借契約でも必要となる時が意外に多くあります。連帯保証人だけではなく入居者本人にまで

印鑑証明書を求めるケースもあります。

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契約時に印鑑証明書が必要な場合において借主さんが提出を拒んだり連帯保証人の家族が提出を拒んだりして

契約自体が白紙になってしまった場合もあります。それだけ印鑑証明書は重要な書類であるという認識が借主さんや

連帯保証人の中には大きいのだと思いますし、その気持ちもわからない訳ではありません。

それでは賃貸契約に印鑑証明書がなぜ必要なのかについて少し挙げてみます。

印鑑証明書の取り方

印鑑証明書の取り方ですがまず役所に印鑑登録が必要となります。三文判でも登録は可能ですが一般的には

複雑な印影のハンコを登録する事が多いと思います。必要な物は実印登録するハンコと身分証明書と登録手数料

(300円くらい)が必要となります。またハンコの規格もありますので(ハンコの大きさ・ゴム印の不可・

印影が明確でないもの等)注意しておきたい所です。また提出する身分証の種類によっても当日発行できない場合が

ありますので持参する身分証は市町村に事前に確認しておいたほうが良いかと思います。

印鑑登録の申請としては役所に備え付けてある申請書に必要事項を記入して提出するだけです。印鑑登録が完了

すると印鑑登録証明書の発行に必要な「印鑑登録証」が交付されます。

その印鑑登録証と身分証・手数料を用意しながら今度は印鑑登録証明書交付申請書に必要事項を記入すれば

印鑑登録証明書を交付してもらえるという流れになります。印鑑登録証明書の自動交付機が置かれている役所で

あれば手数料が安くなる場合もありますのでそちらの発行も検討してみるのも良いかと思います。

また以前に取得した印鑑証明書を持っている場合でも、契約時には発行から3か月以内の印鑑証明書が必要になる

事が多いので注意が必要です。

賃貸契約に印鑑登録証明書が必要な理由

賃貸契約時に印鑑登録証明書が必要な理由についてですが特に印鑑証明書がないからといって契約行為が

行えない訳ではありません。実際に売買では印鑑証明書が必要ですが賃貸では必要ないというケースも多いと

思います。また連帯保証人には印鑑証明書が必要だが契約者には必要ないというケースも多いかと思います。

印鑑証明書の提出を求める理由としては簡単に言ってしまえば本人や連帯保証人に対しての証明力を確保する事

です。契約書にもハンコを押印するかと思いますがそのハンコが役所に登録されてあるハンコであればより証明力

が増す事になります。証明力・信用力の確保とも言えるでしょうか。特に契約者が不動産屋に行って賃貸借契約書に

署名・捺印する際に通常は連帯保証人は同席していない事が多いです。大家さんとしては会った事も実際に存在

するのかもわからない人が連帯保証人となる事に不安を抱く人もいるでしょう。そのためその連帯保証人となる人に

本当に保証人となる意思があるのかどうかの意思表示を確認する意味でも印鑑証明書を提出してもらうという

意味があります。また実際に入居後にトラブルがあった場合に大家さんが連帯保証人に賠償請求などをする場合、

その連帯保証人が「保証人になった事を承諾していない、知らない」なんて事を言われたら大家さんとしては

言い返す言葉が見つかりません。そのような時にもその連帯保証人が契約時に印鑑証明書を提出しているという

証拠を残す事によって後々のトラブルや言い逃れを防ぐという意味合いもあります。

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また契約者本人に印鑑証明書を提出させるケースも中にはあります。契約者は契約時にももちろん本人が署名・捺印

していますし、又貸しでもしない限り通常であれば本人がその部屋に入居もしていますので印鑑証明書を提出する

理由はないのでは?と思われる方もいるかと思います。しかしもしその契約者が入居中に部屋の設備を破損させたり

建物を汚損したまま逃亡した場合はどうでしょうか。連帯保証人に連絡を取る事もできますが本人の現在の所在を

突き止めながら保険会社や保証会社と連携を取って対処をしていく場合も起こり得ると思います。その場合にもし

その入居者が身分を偽っていたとしたら処理手続き等が困難になる場合もあるかと思います。また最近では

ネットやSNSなどの情報が氾濫する中で他人の個人情報さえも簡単に取得できてしまう場合もあります。また

個人情報が他業種の業者間で売買されている実態というのもあります。つまり他人になりすまして契約行為を

行う事もやろうと思えば可能な事もあるという事になります。(もちろん違法行為ですので絶対にしてはいけませ

ん)身分を偽るという事は実際にはそんな人は最初から存在していなかったという事も起こり得る訳で、

もともと存在しない人に責任追及はできないという事になってしまいます。そのような事を防止する意味でも

当賃貸借契約を締結した借主が本当にその人本人であるという事を証明するために基本的には本人しか発行できない

印鑑証明書を提出してもらい、身分証提出などの他にも印鑑証明書でその人の信用力を補完してもらうという

説明になります。

 

印鑑証明書について少し書いてみました。印鑑証明書というのはそもそもその証明書だけで効力を発揮する事は

少なく、実印と印鑑証明書が両方揃ってはじめて効力を発揮するものだと思います。そのため賃貸契約以外でも

実印を使用する際や印鑑証明書を提出する際でもきちんと自分で保管管理しておく事が大切です。

また賃貸契約の場合の印鑑証明書の提出は大家さん側の意向で提出を求めてくる場合が多いので、もしどうしても

印鑑証明書の提出をしたくないようであれば、それに付随する他の書類や証明書で受け付けてもらえないか交渉

してみる価値はあるかと思います。基本的に大家さんは空き室を埋めたい訳ですから印鑑証明書1枚の問題で

せっかくの入居希望者を逃してしまうのは惜しいと考える大家さんもいると思います。いずれにしても提出書類は

後々のトラブルになるケースもあるので、事前にきちんと確認した上で提出をしたいものですね。

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