LINEで送る
Pocket

不動産屋は儲かるのか?①

今回は不動産屋は儲かるかというテーマで少し書いてみようと思います。

街を歩くとたくさんの不動産屋がありますね。駅前の1階の路面店で大きく展開している店舗もあれば

空中店舗で割とひっそりと店舗を構えている不動産屋もあります。

それぞれに強みがあると思いますが一方で廃業に追い込まれる店舗が多いのも事実です。

もっとも最初から明確なビジョンもなく開業してしまい廃業に追い込まれる店舗もありますが、聞く限り完璧な

事業プランを組んでいるのにも関わらず廃業に追い込まれる店舗もあります。一方では店舗の外観は誰が見ても

ボロボロでお客さんがいつも入っている様子もないのに何十年と経営されている店舗もあります。

新規開業であれば売買より賃貸から開業する人のほうが多いかと思います。もちろん1件あたりの利益は売買の

ほうが大きいですがコンスタントに利益をあげやすいのは賃貸です。収入のバラつきが少ないとも言えるでしょう

か。また売買の場合、不動産屋が物件調査等で下手をするとお客様から損害賠償請求をされるリスクもあり

その請求額も売買のほうが大きい為、賃貸から開業し、慣れてきたら売買へ手を出すという方も多いかと思います。

そのため今回は「賃貸」の不動産屋は儲かるかどうか少し挙げてみます。

スポンサーリンク

不動産屋の大きなコストは店舗家賃・人件費・広告費

不動産屋の大きなコストは店舗の家賃・人を雇う人件費・ポータルサイトや情報誌に広告を打つ際の広告費です。

まず店舗家賃ですがこれはその物件によって異なります。地域にも相場がありますし駅前なのか、大通り沿いなのか

、空中店舗なのか、自宅の1室を改造して店舗仕様にするのか等により大幅に金額は変わってきます。

マンションや自宅で開業を考える場合には一定の条件が課せられている為(自宅の場合は入口は専用の入り口を

確保するとかマンションでも他のオフィスを通らずに入れるかとかパーテーションの仕切りの有無など)確認して

申請しなければいけません。また不動産業は店舗を用意する必要があります。無店舗は基本的に認められていない

ようです。(といっても無店舗の会社さんもあるようですが。。)

一般的には不動産屋の店舗の家賃は7万~80万といった所でしょうか。もちろんそれ以下の所もあるでしょうし、

それ以上の所もあると思います。出来れば駅から5分以内の路面店を狙いたい所ですがなかなか物件探しは難航

する事が多いように思います。しかしながら不動産業は基本的には在庫を抱えない業種です。他業種のように

商品や在庫を保管するスペースは必要ありません。それゆえに開業時に1人~2人くらいで開業するのであれば

4~5坪の店舗で十分かなとも思います。よく探せばこれくらいの広さの店舗で駅から10分以内くらいであれば

賃料も10万円以内の物件が意外に見つかったりします。飲食店であればもう少し坪数は欲しい所ですから

不動産業を開業するのであれば他の業種が借りなさそうな少し特殊な店舗に絞って物件探しをするのも良いと

思います。

また現在はインターネットが主流の時代なのでネット集客に自信がある方は2階以上の空中店舗でも検討できる

かもしれません。しかし不動産業というのは残念なことに昔から「怖い」というイメージがなかなか払拭できま

せん。その点では路面店であれば外からガラス越しに店舗の中の様子がお客様から見えるので安心感を与えますが

空中店舗の場合にはそれができません。そのため空中店舗でネット集客を中心に考えるのであれば、ホームページに

自分の自己紹介欄やスタッフの顔写真、スタッフブログや今までにご契約いただいたお客様の声などでネットを

通して人となりを伝える事でお客様に安心感を与えないといけないと思います。

次に人件費ですが開業当初から正社員を雇う人は割と少ないかと思います。

開業者自らが営業に出かけその間はパートさんなどにお店を任せるといった形態をとっている方が多いかと思いま

す。またパートさんを雇う場合でも都道府県の最低賃金を超えた賃金に設定しなければいけません。また毎日人を

雇用するのか、物件掲載や物件確認や電話番のためだけに週数日に限って雇用するのかによっても人件費は当然

変わってきます。また人を雇うのであれば市区町村等の助成金を検討してみるのも良いかと思います。

ハローワークを通して一定上の条件の下でトライアル等で雇用できれば助成金を受け取れる可能性もあります。

また開業時の助成金も何かあったような気がするので条件に当てはまる場合は検討されてみても良いかと思います。

また1人で開業する場合には接客体制を完全予約制にしたり、自分が店舗を離れる場合には転送電話を飛ばしておく

等の工夫も必要になってきます。もちろん1人で開業するには宅建資格を自分が保有している事が必須です。

次に広告費ですが情報誌やポータルサイト(スーモさんやホームズさんやアットホームさん等)に広告を出す

費用が必要になってきます。広告媒体によって費用は様々ですし掲載費用は非公開になっている会社さんも多いので

公表しませんが、例えばポータルサイトに掲載する数は店舗によって様々ですが150件~250件くらいが一般的

でしょうか。開業時は物件をたくさんは抱えていないために数が限られてくる場合もあります。また掲載費用もその

サイトによって様々ですが例えば10件で1枠1万円とすると毎月15万~25万の広告掲載費が必要になって

きます。

スポンサーリンク

またポータルサイトにおいてはスケールメリットが活かせるものであり、1店舗で細々とやっている

不動産屋と何十店舗も幅広く経営している不動産屋では、実は広告掲載料の単価が変わってきます。

当然店舗数が多く毎月の掲載数が多いほど掲載料金というのは融通が利いてくるものです。

ポータルサイトでは月額固定制のサイトも多いですが反響が鳴らないのに料金を支払う事が嫌だという人は成功報酬型(反響を受けたり

成約したりすると料金が発生するサイト)を検討する人もいるかと思いますのでそれぞれ自分に合ったスタンスの

広告会社を選択するべきか思います。またホームページやYoutubeやSNSだけで集客をしようとする方も時々

いらっしゃいますがやり方によっては可能ですが、従来からの不動産会社のやり方(1物件ずつ物件写真

を取りに行き帰社してからその画像をアップし成約すればまたその画像を削除し、、という流れ)で経営していく

場合にはポータルサイトを外すという事は現実的ではないと思います。確かにSNSなどは無料で利用できますし

アクセスを増やしやすいツールではあると思います。またホームページもワードプレスやホームページビルダーを

利用すれば簡単にホームページは作成できてしまいます。しかしだからといって広告媒体を全く利用

せずに集客を考える事は難しく特に不動産業界は他社との競合性も高く簡単に上位表示やアクセスアップが

見込める業種ではないと思います。リスクの少ない業種や(在庫を抱えない等)客単価の高い業種はそれだけ

集客難易度も高度になりがちです。

不動産や賃貸というキーワードで検索してみてもわかる通り、ページの上部はほぼポータルサイトが占めており

広告媒体を全く利用しないで集客をするにはよほどSEOの知識に長けていないと難しいかと思います。そうなると

広告に掲載する物件集めをしなければいけませんが開業当初は他社さんの物件を扱わしてもらう事も多くなると

思います。不動産業界は横の繋がりが大切と言われるのはこういった意味合いも含んでいます。

また他社さんの物件を扱わせてもらうにしても慎重な姿勢が必要です。例えばレインズやATBBに

掲載されている物件をそのまま自社のホームページやポータルサイトに掲載してはいけません。

元々が広告可の物件であれば許容される部分もありますが基本的には掲載されている他社さんに掲載の承諾を

もらう事が必要になってきます。電話で承諾が取れる会社さんもあれば掲載承諾書の提出を求める会社さんも

あるようです。客付け可能な物件=自社で広告掲載可能な物件ではありません。あくまで他社さんの物件を広告

させてもらう立場なのでルールに沿った形を取りたいものです。

無断で広告をした場合にはその会社からの注意警告を受けたり協会への通報や公取委への通報なども考えられます。

無断広告をしている会社さんも一部ではあるようですが、長く業界で経営をしていくからには横の繋がりや

ルールというものを意識した対応が必要だと思います。

 

文章がちょっと長くなってしまったので続きは「不動産屋は儲かるのか②」で書いてみようと思います。

②ではその他の支出と不動産屋の収入についても少し書いてみます。ここまでお付き合い頂きありがとう

ございました。  不動産屋は儲かるのか?②へ→

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket