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未成年者の賃貸借契約は可能か

今回は未成年者の賃貸借契約について書いてみようと思います。

未成年者であっても一人暮らしをしたい場合や、状況によって1人暮らしをせざるを得ない家庭環境の場合もあるか

と思います。

しかし成人者と比べるとやはり収入面や職業の有無、生活レベルなども成熟されていない場合もあり、賃貸の契約が

できるのか疑問に感じる人もいるかと思います。

未成年者の賃貸借契約について幾つか挙げてみます。

未成年者の法律行為には親権者の同意が必要

未成年者が法律行為(例えば今回のような賃貸借契約)をする場合、には親権者の同意が必要になります。

親権者とは当然父や母の両親の事ですね。しかし未成年者であっても婚姻をしている場合は法律上、成年に達した

ものとみなされるため、親権者の同意は基本的に必要ありません。

もしも未成年者が親権者の同意なく契約を行ったとしても後日「取り消し」ができるようになります。

つまり未成年者は後になって「やっぱりやめた」という事も言えるという事です。

しかし法定代理人(親権者など)が家賃を支払ったり連帯保証人になる等の行為を取ると、その未成年者の

賃貸借契約を認めた事になり、後から契約を取り消す事はできません。

そのためもし未成年者が契約などの法律行為を単独でした場合に後日その契約を取り消されると、貸主側としては

損害を被る事になってしまうため、窓口である不動産業者としては慎重な対応が求められる事になります。

借主さん側としても親権者の同意なく未成年者1人で賃貸契約をする事はよほどのレアケースを除き、

難しいと言えると思います。

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未成年者が入居するには3パターンの契約形態

①親権者が契約者となる

未成年者が入居を希望している場合、もっとも多いのがこの親権者が契約者になるパターンです。

未成年者というと一般的には収入面でも審査が難しい場合が多く、親権者が自ら契約者となり未成年者を入居させる

というパターンなります。

もっとも賃貸借契約には通常は連帯保証人を付けなければいけません。親権者が契約者となる場合には未成年者を

連帯保証人にする事は難しいので、他に連帯保証人を探さなくてはなりません。それは親戚などのケースが多いと

思いますが知人でもOKという場合もあるかと思います。また物件や会社によっては親権者が契約者となり保証人は

不要で、その代わりに保証会社を利用する事が条件とする不動産屋もあります。

②未成年者が契約者となる

物件によっては未成年者本人が契約者となる事も可能です。その場合には親権者が保証人になる事が一般的かと

思います。また未成年者が法律行為を行う事になるので、親権者の同意書を求められる事が多いです。

但し契約者が未成年者の場合であっても家賃の引き落とし口座は親権者名義の口座が必要な場合があったり

クレジットカード払いの場合でも親権者のクレカを要求する会社さんもあるようです。

手続きが多少面倒に感じるようであれば最初から親権者が契約者となって契約を結ぶほうがスムーズにいく

場合もありますし、貸主側としても安心できる事が多いように思います。

③未成年者が契約者となり保証会社を利用する

例えば親権者が未成年者の1人暮らしに反対する場合もありますしその場合には基本的に親権者の同意がない限り

入居はできません。また親権者が同意している場合であっても親権者の収入が少なかったりすると保証人として

認められないケースもあります。

その場合には保証会社を利用する事が考えられます。家賃保証会社というのは例えば借主さんが家賃を滞納した時

などにそのお金を一時的に立て替えて払ってくれる会社です。もちろん後で保証会社から本人に請求がいく事に

なりますがその利用のし易さから導入する不動産会社が増えています。大体家賃1か月分くらいの保証料を支払う

事が一般的かと思います。

しかし未成年者が契約者となると保証会社も承認されない場合もあり、あくまでその物件や保証会社の対応は

変わってきます。また不動産屋によっても導入している保証会社は違うので、別の不動産会社に相談してみる

というのも一手かと思います。

 

未成年者の賃貸契約について幾つか挙げてみました。上記の点からすると、やはり未成年者が入居を希望する場合は

親権者を契約者とする事が無難な感じもします。また貸主との契約とはいえ実際に入居者の面談・審査をするのは

管理会社である場合が多いのでその点では例え未成年者であってもしっかりとした対応や言葉遣いもある程度

必要になってくると思います。また未成年者の入居の場合には1人暮らしが初めての場合も多いかと思いますので

入居の前に物件と学校や職場との距離や家賃金額、実家との距離やセキュリティなどの建物の安全性をしっかりと

親御さんと話し合ったうえで良い物件を探していきたいものですね。

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