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柏 賃貸 仲介手数料無料 夜逃げと残置物について

今回は夜逃げと残置物について少し書いてみようと思います。

夜逃げの経験がある方は少ないとは思いますが実際に身近で起こる事です。

私も昔に自宅の裏の住人が夜逃げをしていたのを見たことがあります。夜に私が仕事から帰宅すると真っ暗な中で

私の家の前に大型トラックが2台。何かな?と思って深くは考えませんでしたが奥の方でゴソゴソと音が聞こえ

30分くらいするとトラックは走り去りました。

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数日後に不動産屋から電話があり「裏の家の○○さん最近帰宅していますかねぇ?」との事。よくよく話を聞き

その時点であれは夜逃げだったという事が判明しました。

夜逃げには家賃滞納から逃れるために夜逃げする場合が多いかと思いますが、そのほかにもストーカーや夫のDVから

逃れるために夜逃げしたり、暴力団関係者と関係を持ってしまったり自分の経営する会社が事実上倒産した為に

雲隠れとして夜逃げを決意した(従業員へ給料が払えない等)という話もあります。

自宅を誰にも知られず無断立ち去るという事は何か深い事情があるかと思いますが、本人の問題だけで終わる事は

少なく大家さんや連帯保証人にまで迷惑をかけてしまうケースも少なくありません。

夜逃げ住人の契約解除はどうするか

さて夜逃げをしてしまった場合には当然その住人はその家に住んでいません。しかし本人が住んでいないからと

いって大家さんは勝手にその住人との賃貸借契約を解除する事はできません。とはいってもその住人がいつか

ひゃっこり戻ってくるのを待つという事は現実的ではないと思います。というかおそらく戻ってこないでしょう。

このような場合には本人がいなくても契約解除の意思表示の効果が発生するように「公示送達」による意思表示の

方法が認められています。住所地を管轄する簡易裁判所に申し立てをして掲示場に契約解除の意思表示を掲示しても

らうという事です。裁判所に提出する訴状には支払期日を定めて未払いの賃料の支払う事や支払がない場合には賃貸

借契約を解除する点や建物の明け渡しを求める事になります。またそれが官報に掲載されてから2週間が経過すると

相手方に意思表示が届いた事になります。

しかし意思表示が届いたとしても解除が有効か無効かという点は別問題です。夜逃げという状況や家賃の滞納状況

などから大家さんと借主の信頼関係が崩壊しているか等を加味し結論が出るという事になります。

実際には長期の家賃滞納や夜逃げなどのケースでは契約解除が認められる事が多いとも聞きます。

もちろん連帯保証人などから本人の行方を聞き出し居場所を突き止め、契約解除手続きを行う事のほうが

手っ取り早いです。

部屋の残置物はどうするか

部屋に残置物があった場合は少し面倒です。本人がいないからといって勝手に処分する事はできません。

例えば荷物を処分した後に本人がかえってきて残置物の中に「高額なものが入っていた。賠償してほしい」なんて

事になると問題です。また窃盗罪の罪を問われる可能性もあるかもしれません。その場合大家さんとしては

未払い賃料との相殺を主張する方もいるかと思いますが、確実に認められるとも限りません。

従って残置物の処理は裁判所の強制執行の手続きに従って処分する事になります。

裁判所の明け渡し判決に基づいて強制執行の申し立てをします。そして家財道具の差し押さえが行われ

残置物は主に競売にて業者に買い取られていきます。買い取り代金は大家さんが未払い賃料に充てる事が一般的かと

思います。

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保証会社の夜逃げの対応

賃貸借契約を締結する際に最近では家賃保証会社さんを利用する事も多くなってきました。家賃滞納などが起きた時

にその家賃を大家さんへ保証するというものです。当然その立て替えたお金は後で保証会社さんが借主さんから

回収をはかる事になります。

では保証会社さんを利用している場合で夜逃げが起こった場合はどうでしょうか。保証会社としても本来は勝手に

契約解除や残置物の処分をする事はできません。上記のような裁判を通して処理していく事が本来かと思います。

上記のような正式な方法で契約解除や残置物処理を行っている会社さんもあるかと思いますが、中には内容証明

などで契約解除の手続きを進めながら、残置物を早めに部屋から出してしまう、という会社さんもあります。

また保証会社さんに倉庫等があればそこに移管する事になります。そして一定期間経過したら残置物を処分する、

という事が多いです。保証会社さんとしては部屋の明け渡しが完了するまでは大家さんに家賃を保証しなければ

いけない事が多いので、早めに残置物を撤去し明け渡しを完了してしまいたいという事がある為です。

実際の対応

では実際の不動産屋の対応としては上記のような法的手続きをきちんと取る事もありますが、中には別の方法で

対処する会社さんもあります。

例えば残置物にしても本人の家族や連帯保証人に引き渡したり、解除手続き前に鍵を交換してしまったり、

残置物を大家さんが処分したり残置物を大家さんの倉庫に保管しておいて他の入居者を募集開始する等です。

また契約解除手続きについても家族や連帯保証人に代理人として手続きを取ってもらう会社さんもあったり、

家族などに本人の住民票を取ってもらい本人の住所を割り出し、居場所を突き止めて手続きをしてもらう会社さん

もあると聞きます。

 

対処方法は様々ですが一番悪いのは夜逃げをした本人です。もちろん滞納以外にも夜逃げせざるを得ないような事情

がある場合もありますが、やはり夜逃げをすると家族や連帯保証人をはじめ、管理会社や大家さん、保証会社などに

も迷惑をかけてしまう場合があります。

何かの事情でその部屋を退去するとしてもきちんと手続きをした上で、気持ちよく次の転居先に引っ越しをしたい

ものですね。

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