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契約書にて子供禁止特約は有効か

それでは今回は子供禁止の特約について書いてみようと思います。

そもそも賃貸借契約の特約とはどのようなものでしょうか。一度でも引っ越しをした事がある方は見た事が

あるかもしれませんが契約書記載事項以外の特別な条件を付けた約束事といった所だと思います。

賃貸借契約における特約の一例としては

「契約者や同居人が暴力団またはそれに準ずるものと判断された時は賃貸人は賃借人に対し契約解除する事ができる」

「タバコやヤニによるクロス等の汚れや網戸の張り替えは借主負担とする」

「賃貸借契約終了後、室内や水回りのハウスクリーニング費用は借主負担とする」

「ペットによる壁や床や柱の汚損・破損の修繕費用は借主の負担とする」

など色々とあります。通常は借主に不利な内容となっているのが一般的です。

さてその特約の中で「子供禁止」の特約というものがあります。

子供禁止特約とは

子ども禁止の特約とはその名の通り、子供ができたら退去する、という趣旨のものや、子供が入居する事を禁止

した特約という事になります。

大家さん側の理由としては子供の泣き声の問題や場合によっては部屋が汚れてしまう事を挙げられる大家さん

が多いように思います。しかし音は人によって取り方が違いますし汚れ具合も個人差があります。

また隣人によって小さなお子さんが好きな方もいればそうでない方もいます。

また独身時に入居した後に、結婚して子供が生まれたという事はよくあるケースだとも思います。

法的にはどうか

それでは法的にどうかという事ですが、答えとしては「公序良俗違反」として特約無効という事になります。

子ども禁止の特約は私生活に不当に干渉するものとして公序良俗違反とされるケースが多いのが一般的です。

考えてみれば独身時に入居したとしても、その後結婚して子供を授かった場合、自然な婚姻生活を営む事ができなく

なりますので、特約無効と考えるのが自然かなと思います。

例外もあります

但し例外もあります。例えば子供が建物に損害を与えてしまった場合や子供の夜泣きなどで隣人が充分な睡眠が

日々取れない場合などあまりにも度合いを超えてしまう場合には契約解除となってしまう可能性もあります。

またそのマンションが単身者専用のマンションであった場合には、特約自体も有効と解される事が多いようです。

周りの隣人なども単身者限定のメリットを考慮して入居した可能性もありますし、建物を管理する大家さんの立場

としてもその決まりを守って欲しいという声もあります。

 

特約は契約時に不動産屋さんから必ず説明がなされると思います。

後になってトラブルにならないように、いずれにしても不明な点は納得がいくまで説明を受けるようにして

契約に望みたい所ですね。

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