賃貸のあなたのお部屋が狭く見えるその理由
あなたのお部屋が狭く見えるかもしれない理由
今回はお部屋の狭く見える理由について書いてみようと思います。
通常お部屋の間取りは図面などに「何㎡」と広さが明記されています。
しかし実際内見してみると、もしくは入居してみると「狭く感じる?」「以前と同じ20㎡なのに狭いかな?
」などと思われた方もいるかもしれません。
スポンサーリンク
専有面積について
専有面積とは入居される方が個人で自由に使用できる空間(面積)を言います。(専有部分)
反対は共用部分ですね。専有面積では居室はもちろんトイレなども含まれますがベランダ(バルコニー)などは
含まれません。共用部分になります。(共用部分の区別は少し細かい仕切りがあるので後述します)
お部屋が狭く見える幾つかの原因
それでは狭く見える理由にについて幾つか挙げてみます。
・天井が低い
これは良くある事ですね。圧迫感があるという事です。
建築基準法上、天井の高さは210センチ(2m10センチ)以上と決められています。
特に古い物件では2m未満の物件もあります。上階の床との兼ね合いもありますので勝手に天井を
いじる事もできません。他の家具の高さや配置を低くする、といった視覚的な改善を求めましょう。
・壁心か内法か
面積の計算方法に「内法」と「壁心」があります。
壁心は隣の部屋との間に壁がありますがその壁と壁の中心線から面積を図ります。
内法は中心線ではなくその部屋の壁の内側から面積を図ります。
その為、壁心で図ったほうが数%面積が大きくなります。内法で図ったお部屋は狭くなります。
・間取り
奥行が尻すぼみ形状の間取りなどは視覚的に狭く映ります。
・居室内に柱や梁が出っ張っている
お部屋内に柱などが出っ張っている場合、その部分も面積に含まれますので、圧迫感を感じる・狭く感じる
事があります。
・壁の色が濃い
一般的に壁の色が白い方が広く感じます。その場合は家具の色なども工夫したほうが良いですね。
・ロフトスペースが面積に含まれている
ロフト部屋は居室としての条件が満たされておりません。通常は「2DK+ロフト」のように表記されますが
不動産会社によってはロフト部分も面積に含めてしまっている場合もあります。事前に確認をしましょう。
・畳の大きさ
畳の大きさは同じだと思われる方もいるかもしれませんが畳の種類や地域によっても異なります。
畳の大きさは広告をする上で「1.62㎡以上」となっています。
また部屋によっては半畳となっている部分もあります。
細かい部分ではありますが意外とお部屋の大きさに影響をもたらす畳の大きさにも注意が必要です。
おまけ
あまり関係ありませんが先ほど「ロフト」について書きましたので「ロフト」と「メゾネット」の違いに
ついてちらっと書いておきます。
ロフトとメゾネットの違いは「居室」として認められるか、が大きな違いになると思います。
居室として認められるには天井が2.1m以上必要になります。ロフトは天井も低く寝室や物置部屋のような
利用をする方も多いと思います。ロフトは下の部屋ともハシゴ等で繋がれており天井も低いですね。居室として認め
られないのでロフトという事になります。
その点メゾネットは天井高や下の部屋とも階段で降りることもでき、居室としての条件を満たしています。
話がそれてしまいましたがお部屋の面積は重要なものだと思います。
お部屋の有効利用をしようと家具の配置には細かくこだわるのに実際のお部屋の面積にはあまり注意をしない
という人も少なくありません。
入居してしまうとお部屋の広さは変えるは出来ませんので、慎重にお部屋選びをしたい所ですね!
スポンサーリンク